主要記事

活気ある講義を実現 学生との信頼関係をつくりあげるツール

学生数1万人、神戸市最大の私立総合大学。2016年には創立50周年を迎えます。dotCampusの導入は2003年。現在70名を超える教授が活用し、学生の学習活動を促進し、学生同士や学生教員間のコミュニケーションを活発化させるツールとして利用されています。

京都コンピュータ学院/京都情報大学院大学

1969年設立 京都府京都市

講義内のテストや定期テストをdotCampusで実施することで、教員が採点する負担を軽減。またグループ学習やプロジェクト演習では「コラボノート」を利用し、学生同士が活発な議論を行っている。

利用しているモジュール
コースポータル

dotCampusを導入した理由

京都コンピュータ学院/京都情報大学院大学では、すべての授業のコンテンツをパワーポイントでデジタル化し、自宅でも自由にダウンロードしアクセスできる環境を整えようという取り組みが2003年に始まりました。当初は世界中に市場を持つ海外メーカーのLMSを導入し、3~4年運用していました。しかし、英語が中心の製品であるため日本語のバグが多かったことに加え、日本語版はバグフィックスの優先度が低く要望がすぐには叶いませんでした。

そのような折、2007年に学校基幹業務管理システムを導入したことに合わせ、このシステムと親和性のあるLMSとしてdotCampusを見つけ、2010年テスト導入に至りました。導入済みの学校基幹業務管理システムとの親和性の良さに加え、ポータルとLMS両方の機能を持つことも決め手となり、2011年にdotCampusを導入しました。

日本製であるメリット

京都コンピュータ学院/京都情報大学院大学では以前からLMSを利用していましたが、dotCampusに移行してから教員のLMS使用率が上がりました。dotCampusに登録している教員235名のうち、2016年4月1日から8月末までに3回以上ログインした教員は188名でした。

利用率向上の一因として、dotCampusが日本国内を拠点に日本語版で開発されているため、十分な日本語対応が可能になったことが挙げられます。またバグ発見時、直接サポート担当に状況を報告できる体制が整っており、バグフィックスも3~6カ月以内で対応してもらっているという点で満足しています。

小テスト・復習テスト・定期試験の採点・分析に活用

講義内で実施する小テストや復習テスト等でdotCampusのテスト機能を有効活用しています。また、択一問題が出題される資格試験の対策授業では、定期試験をdotCampusのテスト機能でテストを作って実施しています。dotCampus導入以前はマークシートで定期試験を行っていましたが、dotCampusを利用すれば学生が送信ボタンを押した時点で採点が終わるため、教員の負担を減らすことができます。

コラボノート

dotCampusでグループを作成すると、学生同士もしくは学生と教員が情報共有し、また共同で課題に取り組むことができます。京都コンピュータ学院/京都情報大学院大学では、主に授業内でのグループ学習やプロジェクト演習において、グループ内およびプロジェクト内のメンバー間での情報共有・進捗報告・ファイル共有をするためにグループ機能を利用しています。

dotCampus 5からグループに「コラボノート」機能が追加されました。この機能によって投稿画面でHTMLエディタが使用でき、投稿内容の編集が楽になったことで、以前よりも投稿が増え議論が活発に行われるようになりました。

まとめ

現在では、ほとんどの授業のデジタルコンテンツがdotCampusのプラットフォームにアップされています。今後は、コースフィード機能の積極的な活用と独自開発プログラムで実施している授業評価アンケートをdotCampusに移行することを検討しています。