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活気ある講義を実現 学生との信頼関係をつくりあげるツール

学生数1万人、神戸市最大の私立総合大学。2016年には創立50周年を迎えます。dotCampusの導入は2003年。現在70名を超える教授が活用し、学生の学習活動を促進し、学生同士や学生教員間のコミュニケーションを活発化させるツールとして利用されています。

東洋英和女学院大学 国際社会学部国際社会学科

1989年設立 神奈川県横浜市

コースフィードの「いいね!」機能で学生の投稿を促進。講義タスクの公開で欠席した学生のサポートも行う。また、ゼミ選考をdotCampus上で行うことで、留学中の学生も他の学生と同じ条件で選考に参加できる環境を作っている。

教授 有田富美子

利用しているモジュール
コース

dotCampusを選定した理由

東洋英和女学院大学では、2008年にdotCampusを導入しました。当時の時流から情報のデジタル化は当然であり、LMSの導入も遅かれ早かれ実施しなければならないと考えていました。会社の評価システムなどを流用したLMSよりも学校に特化したシステムの方が使いやすいという点や、当時のdotCampusのデザイン性・機能性が決め手となり、dotCampusを選定しました。

パートナー学習:コースフィードの「いいね!」機能活用

現在、東洋英和女学院大学ではコースフィード機能を活用しています。しかし当初、単に教員が学生にコースフィードへ投稿するようにと言っても学生は投稿しませんでした。そこで、教員が学生の投稿に対して「いいね!」を押すことでコースフィード投稿に対して点数を与える機能をインターレクト社に提案し、採用されました。成績に反映されることが分かると8割ほどの生徒が投稿するようになりました。

留学生のゼミ選考に活用

東洋英和女学院大学の学生は、2年次および3年次(4年次は継続)にゼミナールへ配属されます。その際学生の希望をとって選考を行いますが、国際社会学部国際コミュニケーション学科では、150人中30人程度が2年生の後半に留学または語学研修に参加しているため、3年次のゼミ選考のための面接などを学内で行うことができません。そこで、ゼミ選択・応募・選考のための簡単なレポートのやり取りを、学内の学生も留学中の学生も全てdotCampus上で行っています。時間空間を超えて、公平に選考に参加できるのです。

講義タスク公開による2つのメリット

初めてdotCampusをお使いになる先生方には、授業の準備・運営の面から以下の2点をアピールしています。第1に、講義タスクを公開すれば、欠席者も授業中配られたプリントを入手でき、授業内容や宿題を把握できるので、欠席した学生が宿題をしてこなかったり、何も準備せず次の授業に参加するのを防ぐことができます。第2に、dotCampusに授業プリントのPDFファイルをアップロードすれば、教員は授業後に欠席者のプリントを破棄できます。残ったプリントの管理は教員にとって負担になってしまいますが、dotCampusの活用により解決できるのです。

参加型授業に向けて

授業中に、先生から学生へ一方的な知識の提供を行う形態から、学生参加型の授業に移行しつつあります。参加型の授業を行うとき、授業中の参加と、授業終了時から次の授業までに行う作業があり、dotCampusでは、どちらの場合にも便利なツールが提供されていますし、dotCampusの目指す方向と思われます。現行の授業では、予習としてテキストを読み、復習として授業に関連したレポートを書く形態が多く、これらをdotCampus上で管理すれば授業時にそのレポートを教材として活用できます。今まで教材は印刷物中心でしたが、dotCampusを利用して画像・動画などのメディアも取り入れ、学生の意欲がわく様々な形態の予復習を考えていきます。